木製品と湿気のかかわりや対処方法について
ベッド周りのお手入れ法
お部屋の空気中はもちろん、寝具やマットレス、さらにはベッドの下や床付近にも湿気は多くひそんでいます。毎日使う大切なベッドを長持ちさせるためにも、正しい知識でお手入れしましょう。
1.空気中の湿気対策
木造戸建てに比べ、気密性の高い鉄筋マンションなどの部屋は、湿気がこもりやすい環境です。
■ 対処法
換気は、晴れた日の涼しい時間帯に行うのが効果的です。雨の日は、エアコンの除湿機能やサーキュレーターなどを使って空気を循環させるのがおすすめです。部屋の湿度が50%くらいになるよう、上手にコントロールすることが大切です。
2.床や壁の結露対策
床は、部屋の中でも一番温度が低い場所のため、結露が起きやすく、湿気がこもってカビが生えやすくなります。
■ 対処法
ベッドを壁にピタッとつけると風が通りにくく、湿気がこもりやすくなるため、壁から少し離して設置。起きたら掛け布団はすぐにたたみ、ベッドと壁の間に空気が通りやすいようにしましょう。
ベッド下の収納スペースは荷物を詰め込みすぎず、定期的に引き出しを開けっ放しにして、湿気を逃しましょう。
3.寝具と床板の間
寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われるように、マットレスとベットの床板の間は、カビが生えやすい場所のひとつです。
■ 対処法
吸湿性、通気性にすぐれた桐製のすのこベッドをご使用いただいても、布団を敷いたままだったり、干さない状態が続くと湿気がたまり、残念ながらカビが生えやすい環境になります。定期的に布団カバーの洗濯と布団干しを行ってください。
マットレスの湿気除去のためには、立てかけたり、扇風機の風を当てたりするのがおすすめです。空気の流れが少ないお部屋では、除湿シートを使用するのも効果的です。
書棚のお手入れ法
お部屋の空気中はもちろん、寝具やマットレス、さらにはベッドの下や床付近にも湿気は多くひそんでいます。毎日使う大切なベッドを長持ちさせるためにも、正しい知識でお手入れしましょう。
1.定期的な換気対策
お部屋の湿度が50%くらいになるよう湿度をコントロールすることが大切です。
書棚の扉を開け、奥の棚の換気をし、本棚と壁の間に少しスペースを空けて、空気の通り道を確保しましょう。
2.日常のお手入れ
湿気とホコリがカビの原因になるため、柔らかい布で乾拭きするなど、定期的な掃除でカビが発生しづらい環境を保ちましょう。
ひどい汚れには中性洗剤を薄めたものや家具クリーナーを使うと落ちやすくなります。
3.メンテナンス
丁番や取り付け金具の固定用ネジ類を時々点検し、ゆるみ始めたらしっかり締め直してください。ゆるんだまま使用すると家具が壊れ、怪我の原因になります。設置場所を移動したときも点検を行ってください。